インプラントは歯の抜けた所に人工の歯根を植え、しっかりと顎(あご)の骨と固定した後、その上に人工の歯を装着する方法です。
ご自分の歯と同様の健全な噛み砕きや飲み込み運動ができることが特徴です。
インプラントの仕組み
インプラントには従来の入れ歯のようにアクリル系やプラスチックの床
(ピンク色の部分)や、残存している歯に引っ掛ける止め金が必要ないので、口の中がスッキリとし、本来の自然の運動がよみがえります。
製作された人工の歯もぴったりと固定されますから、固いものでも楽に食べられるようになります。
インプラントのサンプル写真①
メリット1.)
歯が1本抜けている場合、抜けた部分のみインプラントを行うことができるので、両側の歯を削るブリッジと違い他の歯を削る必要がありません。
メリット2.)
たくさんの歯が抜けている場合、ブリッジなら残っている歯だけで噛む力を支えますが、インプラントにすると、本来の歯数のバランスがとれますので噛む力による負担が少なくなります。
メリット3.)
奥歯が抜けている場合、従来の方法では取り外しする入れ歯でしたが、インプラントにすると取り外しの必要がありませんので、しっかりと固定され安心して食事ができます。
インプラントのサンプル写真②
表面に使われている材料はハイドロキシアパタイトと呼ばれ、顎(あご)の中で積極的に骨と結合しようとする生体活性材料です。 他のインプラントと比較しても、さらに生体と馴染みやすく、身体には全く影響ありません。
当院で使用しているインプラント
インプラントを顎に植え込む1次手術と、インプラントが顎の骨と生着した後にインプラント用の人工歯を取り付ける支台を装着する2次手術、歯列の型を採る
印象採得、採取した模型を用いて製作したインプラント用人工歯の装着、その他などで最低でも6~8回の通院が必要です。
1次手術から最終人工歯の装着までの期間は、年齢や口腔状態によって個人差があります。(約4ヶ月~1年半)
インプラントの治療費は、手術料とインプラントの材料費、インプラントに装着する人工歯の費用の合計となります。
天然の歯とインプラントの形態は同じではありません。そこで歯ブラシだけでなく、インプラントの形態に合わせた補助掃除器具を使用する必要があります。